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お仕事体験談

高収入のお仕事ってどんなことをするの?どんな人が働いているの?この歳で本当に働けるの…?
「どこにでもいる普通のOL、主婦でした…」そんな、風俗で働く30代・40代の女性の体験談。

その16 – 風俗で働くシングルマザー

アパートの郵便受けに督促状がギュウギュウに詰まっていました。

電気、水道、ガス、ライフラインの料金が払えず、クレジットカード会社の請求書も入っています。ええ、借金まみれ。どうするよ、これ。

郵便受けを見るたびに、大きなため息をひとつ。
左手で繋いでいる3歳の娘も私の真似をして「はあっ」。

その様子が愛おしくて、さっきまでため息をついていたことなど忘れ、右手で娘の頭をぐしゃぐしゃに。娘はキャッキャと楽しそうにしてくれます。

娘が、娘が愛しくて。

交通事故で夫を亡くして以来、娘をひとりで育てて来ました。実の両親も早くに亡くしていましたので、頼れる人はだれもいません。

託児所に預けて昼も夜も無く働きました。シングルマザーでも働ける仕事は少なく、新聞配達やコンビニのアルバイト、夜間の清掃。娘がいるからがんばれる…はずでした。

冬のある日、自転車で新聞配達をしている途中で転んでしまいました。雪で滑ってしまったのです。

ああ、右腕が痛い。

全治4週間の骨折でした。三角巾で吊りながらできることはしたのですが、収入は激減。それで、我が家の郵便受けはこのような有様になったのです。

見かねた同じくシングルマザーの友人が、私に「hello30」のアドレスをメールで送ってくれました。

なんで、風俗…と笑っていたら、友人もここで仕事を見つけたんだと告白しました。彼女も餓死寸前まで行ったのだと。絶縁状態の両親がいるために、生活保護を受けられず、かといって両親を頼るわけにもいかず。

生きるために必死です。いつも必死です。

自由出勤でシフト自由なら、娘の急な発熱にも対応できるなあ…とか、1日で3万円稼げるなら、娘との時間をもっと増やせるなあ…とか。

考えると止まりません。人妻店と書いてあるデリヘルのお店に電話をかけてみると、意外にも丁寧な対応で面接に行くことにしました。

そのお店には女性スタッフがいて、シングルマザーであることを伝えるととても親身になってくれました。ありがたいことに、お店周辺の託児所を把握していて、利用料金をいくらか負担をしてくれるといいます。

シングルマザーになってから、はじめて泣いた気がします。他人を恨まずに生きていきたいと思っていましたが、社会の厳しさはボディーブローのように徐々に私の心を軋ませていたように思います。

あれから3年経ちました。娘も来年から小学校に上がります。入学費用も用意出来て、かわいらしいお洋服も手に入れることができました。

娘の笑顔は変わらずに私の心を癒してくれます。これからも、娘のためにがんばっていきたいと思っています。

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著者紹介
中村初音さん(仮名)35歳

中村初音さん(仮名)
35歳

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