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田中課長のSTD情報局

風俗業界で働く限り、無視できないのが性感染症(STD)。予防法や雑学、時には時事問題などさまざまな情報を、元風俗嬢ライターの田中課長が発信します。正しい知識を身につけて、安全にお仕事をしましょう!

最近「梅毒」という病気が流行ってると聞きました。

昔は死に至ることもあったようですが今は?
また、具体的にどのような症状が出て、どのように対処すればいいのでしょうか。

自覚症状がなくても、月に1度定期的な検査を。

梅毒は、かつては命にもかかわる恐ろしい性病として猛威を振るっていた病気。戦後になりペニシリンが使われるようになると大幅に減少し、末期の梅毒で死ぬ人はいなくなりました。


感染者は、十数年前から底を打っての横ばいの状態が続いていましたが、ここ数年、梅毒流行のニュースが何度も流れるようになりました。


2012年に875人だった感染報告者数は、2014年には1,471人と2年で1.6倍と増加しました。これは、10年前の2004年の年間感染者数536人から、3倍近い数字です。


ここ数年の流行で特徴的なのが、女性の患者の増加です。もともと感染者の8割が男性でしめられていたのですが、増加率だけみると、2014年の前年増加が男性が1.3倍なのに対して、女性は1.5倍となっています。この数字から、風俗で働く女性にとっても、リスクが高くなっていることが予想されます。


梅毒は、トレポネーマという病原菌により感染します。皮ふや粘膜の小さな傷から病原菌が侵入し、血液に入って全身に広がります。傷がつきやすいアナルセックスでの感染が特に多いといわれていますが、性器、肛門、口の粘膜部分だけではなく、周辺の皮膚から感染し、フェラチオやキスでもリスクがあります。


梅毒は、感染後、時間がたつにつれ、症状が変化していきます。まず、感染してから3週間後に、第一期の症状が出ます。感染部位の皮ふや粘膜に、痛みのないしこりができます。また感染した部位の近くのリンパが腫れます。これらの症状は、放置しておくと2〜3週間で消えます。腟内や肛門内、自分では見えにくい部位に症状が出ていると、気がつかないこともあります。


第二期の症状として、病原菌が全身に広がり、ピンク色の円形のあざや、赤茶色の盛り上がったブツブツができます。3ヶ月から3年続き、自然に消えます。その後しばらく、無症状が続きます。


第三期には、ゴム腫など大きなしこりができ、その後、心臓、血管、神経、目などに重い障害が出て死に至ることもありますが、現在ではほとんどみられません。


予防にはコンドームの使用が有効ですが、フェラチオやキスなどでも感染する可能性があるため、梅毒の予防はむつかしいのが実情です。梅毒の病変部分に触れると感染リスクが高まるので、しこりやポツポツにはなるべく触ったり舐めないようにしましょう。


梅毒の治療は、早期に始めるほど短期間ですみます。症状に気がついたらもちろんのこと、症状を自覚していなくても、月に1度定期的に検査しましょう。梅毒検査は保健所でも無料で検査できます。

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著者紹介
田中課長

田中課長
(タナカカチョウ)

風俗嬢のためのSTD情報サイト・ガールズヘルスラボ(http://www.girls-health.jp/)主宰の元風俗嬢ライター。高収入求人マガジン「モモコ」でコラム連載中。Twitterはこちら

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