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田中課長のSTD情報局

風俗業界で働く限り、無視できないのが性感染症(STD)。予防法や雑学、時には時事問題などさまざまな情報を、元風俗嬢ライターの田中課長が発信します。正しい知識を身につけて、安全にお仕事をしましょう!

献血でHIVの感染がわかるって本当?

献血でHIVの感染がわかるって本当?検出されるまでの期間は?

献血でHIVはできません。「検査は保健所で!」

「献血でHIV検査ができる!」

そんな話が一部で広がっていますが、これは実は間違いです。

献血事業は、手術や怪我人に迅速に輸血できるよう、日本赤十字社という団体によって行われています。血液に代わる代替液は今の科学では作ることはできないため、献血による血液の提供は、多くの患者さんの命を救い、医療行為にはなくてはならないものです。

集められた血液は、梅毒、HIV、B型肝炎、C型肝炎などにかかっていないかの検査にかけられます。これは、あくまで輸血される人が病気にかからないための措置で、血液の提供者のためのものではありません。もし、これらの病原体が検出されたとしても、その血液が廃棄されるのみで、血液を提供した人には告知は義務づけられていません。
(実際には、HIV感染がわかった人には通知するケースもあるようですが、公式には通知しないことになっています。B型肝炎、C型肝炎感染がわかっても通知はされないようです。)

昨年、検査をすり抜けて、HIVが含まれた血液が輸血されてしまうという事件が起きました。

HIVは、感染の機会があった直後はウィルス量が微量過ぎて、感染していたとしても検出することができません。少しずつウィルス量が増加して、検出できるのは6週間以後といわれています。この感染機会から、検出されるようになるまでの期間は「ウィンドウピリオド」と呼ばれています。

事故を引き起こした血液は、HIV感染から6週間未満だった男性の輸血が原因とされており、HIV感染が心配になった男性が献血を受けて確かめようとした可能性が指摘されています。

日本赤十字社は、この事件を受けて、従来のものより20倍の精度を出せるよう検査体制を改善しました。しかし、それでも、このウィンドウピリオドの期間に献血された血液であれば検出は難しいとしています。

HIVや性病に感染していないか心配になり、献血を受けて検査結果の通知を待っても、それは無駄足です。保健所や医療機関で検査を受けるほうが、ずっと自分のためになります。感染の有無にかかわらず、保健師さんから病気についての適切な情報を聞けますし、もし、検査できる時期になっていないのなら、次回いつ検査を受けたらいいのかのアドバイスも受けることができます。

皆の医療を支える大切な献血事業、自分もいつ怪我や病気をしてお世話になるかわかりません。「献血がHIV検査の代わりになる」という噂話は、自分のためにならず、この献血の制度自体をおびやかしかねません。心配な行為に心当たりがある時は、献血で医療に貢献したいと思っても検査でかかっていないことを確認するまで、控えたほうがよいでしょう。

皆で正しい知識を共有して、「検査は保健所で!」、「献血したい時は献血ルームで!」を徹底していきましょう!

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著者紹介
田中課長

田中課長
(タナカカチョウ)

風俗嬢のためのSTD情報サイト・ガールズヘルスラボ(http://www.girls-health.jp/)主宰の元風俗嬢ライター。高収入求人マガジン「モモコ」でコラム連載中。Twitterはこちら

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