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田中課長のSTD情報局

風俗業界で働く限り、無視できないのが性感染症(STD)。予防法や雑学、時には時事問題などさまざまな情報を、元風俗嬢ライターの田中課長が発信します。正しい知識を身につけて、安全にお仕事をしましょう!

献血ルームでSTD検査ができるんですか?

献血をするとSTD検査もできるっていう話を友達から聞きましたが実際はどうなのでしょうか?

それはデマ!性病検査目的で献血するのは絶対ダメ!

献血では、性病の検査はできません!!(キッパリ!!)

献血は、医療現場で必要な血液を集める事業であって、検査をする目的のものではありません。
集められた血液はウィルスなどの病原体が混じっていないか検査されますが、それはあくまで輸血される患者さんが病気に感染しないために行われます。

しかし、実際に、献血でHIVに感染していることがわかった場合、献血事業を行っている赤十字社は、血液提供者に告知を行っている例があります。赤十字社は、公には血液の提供者が病気に感染していても通知しない、としていますが、これがHIV感染ということになると、感染の拡大を防ぐため、また、早期発見が重要な鍵となるHIV感染を告知しないままにしておけない、という人道的な配慮で行わざるをえないようです。

この赤十字社がよかれと思いやっている配慮が、「献血でHIVがわかった人がいる」→「献血でHIV検査ができる」との無責任な噂に発展し、献血=検査、と考えて献血を受ける人は増えています。事実、献血者数は年々減っているのに、献血によってHIV感染が発覚する率は増加傾向です。感染はしていなかったものの、検査目的で献血をしている人も相当数いると見てよいでしょう。

検査と献血、両方いっぺんにできていいじゃない?という意見も出てきそうですが、それは違います。検査を受けたい人は感染している可能性が高くなります。赤十字社は集めた血液に対して厳重なテストをしていますが、それでも感染の初期段階の微量なウィルスは検出範囲から漏れてしまうことがあります。2013年には、輸血された血液によってHIVに感染するという事故がおきましたが、この献血主は、HIV検査目的のために、複数回献血をしたことがある方でした。自分も事故や病気で手術が必要になった時、いつお世話になるかわからない献血の貴重な血液。それを安全なものにするために、検査目的の献血は絶対にやめましょう。

こういった出来事の背後には、HIVや性病検査を受けたい時、保健所より、繁華街にある献血所には気軽にいける、というアクセスのしやすさの問題や、検査は身に覚えがあればあるほど重苦しい気持ちで受けねばならないけど、献血は良いことをした気になる、という心理的なハードルの低さの問題もあります。でも、実際には、保健所で検査を受けるほうが、HIVだけではなくクラミジアや梅毒などの検査も受けられる、病気の心配を保健師に相談できる、など、利点がたくさんあります。

気軽に性病検査を受けられる場所が増えることはもちろん必要ですが、まずは、身近なところから。もし、身の回りで「献血で検査を受けられる!」という噂がまわっていたら、「それはデマ!保健所がいいよ!」と教えてあげましょう★

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著者紹介
田中課長

田中課長
(タナカカチョウ)

風俗嬢のためのSTD情報サイト・ガールズヘルスラボ(http://www.girls-health.jp/)主宰の元風俗嬢ライター。高収入求人マガジン「モモコ」でコラム連載中。Twitterはこちら

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